戦法居飛車
角換わり
かくがわり
角換わりは、序盤でお互いの角を交換してから駒組みを進める戦法です。どちらも飛車を最初の位置で使う居飛車同士の戦いで、交換した角はお互いの持ち駒になるので、角を打ち込まれるすきを作らないように組むのが特徴です。
自分の持ち駒:角
手順:△7七角成 → ▲同銀
手順の読み方
- ▲
- 自分の手
- △
- 相手の手
- 7七
- マスの場所(図の上の数字と右の漢字)
- 成
- 駒が成る
- 同
- 直前に動いた駒を、そのマスで取る
角を打ち込まれるすきに注意
交換した後は、お互いにいつでも持ち駒の角を打てます。駒を動かしたせいで、角を打ち込まれて馬を作られるすきができることがあります。「角交換に5筋を突くな」という格言も、真ん中の歩を突くとすきができやすいことからきています。
交換した後の3つの攻め方
右の銀を飛車の前へ進める棒銀、銀を斜め前へ早く繰り出す早繰り銀、銀を盤の真ん中に構える腰掛け銀の3つが代表的です。玉はどれも、矢倉囲いのように左側に囲うことが多い戦法です。
長所と弱点
長所
- 持ち駒の角を、攻めにも守りにも使える
- 先手なら、自分から攻めていく展開にしやすい
弱点
- いつでも角を打ち込まれる可能性があり、すきを作らないよう気を配る必要がある
- 研究が進んでいて定跡が長く、覚えることが多い
基本の定跡
お互いに角の通り道を開け、飛車の前の歩を伸ばし合う出だしから、角を交換します。交換されたら、あらかじめ上げておいた銀で取り返します。
手順:▲7六歩 → △8四歩 → ▲2六歩 → △8五歩 → ▲7七角 → △3四歩 → ▲8八銀 → △3二金 → ▲7八金 → △7七角成 → ▲同銀 → △4二銀 → ▲3八銀 → △7二銀
この後は玉を囲いながら、右の銀の使い方で3つの指し方に分かれます。
相手に使われたときの対策
角換わりを避けたいときは、序盤で角の通り道を歩で止めて、角を交換させないのが一つの方法です(雁木囲いに組む指し方もあります)。受けて立つなら、飛車の前の歩の交換を急がないこと、真ん中の歩を突かないことなど、角を打ち込まれるすきを作らないようにします。
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