戦法振り飛車
石田流
いしだりゅう
石田流は、三間飛車から組む攻めの形で、伸ばした歩のすぐ後ろに飛車を上げるのが特徴です。振り飛車の中でも、自分から攻めていける戦法として知られています。
飛車を前に出して攻める
三間飛車の飛車を前に出し、伸ばした歩のすぐ後ろに置くのが石田流の形です。前に出た飛車は横にも動きやすく、相手が飛車の前の歩を交換しに来ても、この飛車で防げます。
本組み
角を端へ、桂を飛車の後ろへ動かした形を「石田流本組み」といいます。上の図がその形で、飛車・角・桂の力を合わせて攻めます。「石田流」という名前は、江戸時代の盲目の棋士・石田検校が考え出したことに由来すると伝えられています。
長所と弱点
長所
- 自分から攻めていけて、主導権を握りやすい
- 玉を固める居飛車穴熊を相手にしても有効とされる
弱点
- 序盤に気をつける落とし穴が多く、相手の指し方に合わせて手を選ぶ必要がある
- 金を前へ進めて飛車を押さえ込む「棒金」を相手に使われると、苦しくなりやすい
- 後手で使うのは難しいとされる
基本の定跡
3手目にすぐ歩を伸ばし、飛車を振ってから前に出すのが基本の形です。相手が玉を上がってきたら、先に角の通り道を止めておきます。
手順:▲7六歩 → △3四歩 → ▲7五歩 → △4二玉 → ▲6六歩 → △8四歩 → ▲7八飛 → △8五歩 → ▲7六飛 → △6二銀 → ▲4八玉 → △3二玉 → ▲3八銀
手順の読み方
- ▲
- 自分の手
- △
- 相手の手
- 7六
- マスの場所(図の上の数字と右の漢字)
この後は玉を右へ移して本美濃囲いなどに組み、角を端へ、桂を飛車の後ろへ動かして、上の図の「本組み」を目指します。
相手に使われたときの対策
石田流の相手をするときは、金を前へ進めて石田流の飛車に圧力をかける「棒金」が、昔から有力とされています。左美濃に囲って戦う指し方もあります。
あわせて覚えたい技
形を覚えたら、実際の対局で試してみませんか?
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